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FNS歌謡祭2025冬の視聴率は?つまらないと言われる理由や歴代コラボも紹介

FNS歌謡祭2025の視聴率は?つまらないと言われる理由や歴代コラボも紹介 その他
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半世紀以上の歴史を持つ、年末恒例の大型音楽番組「FNS歌謡祭」。

2024年冬には番組全体の視聴率(世帯)が1桁台まで低下し、「オワコン化」が囁かれるなど、その人気に陰りが見え始めています。

さらに2025年4月には、スポンサー確保の難航から「FNS歌謡祭 春」が放送中止になるという異例の事態も発生しました。

こうした逆風の中で迎えるのが、今回の「FNS歌謡祭 2025」冬の放送です。

12月3日(第1夜)、12月10日(第2夜)の2週連続で、司会の相葉雅紀さんと井上清華アナウンサーのもと、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」などから生放送されます。

「視聴率の低下は止まるのか?」「放送中止の影響は?」といった疑問から、歴代の最高記録や「つまらない」と言われる理由まで、番組の現状を徹底的に深掘りします。

放送終了後には最新の数字も速報でお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

FNS歌謡祭2025冬の視聴率は?

12月3日(水)の22時23分時点のリアルタイム視聴率は8.1%でした。

番組全体の平均視聴率が分かり次第、改めて追記します。

前回の2024年冬の放送では、番組史上稀に見る低水準を記録してしまいました。

かつては「視聴率30%超え」が当たり前だった国民的番組に、一体何が起きているのでしょうか。

ここでは、半世紀にわたるFNS歌謡祭の視聴率の歴史的な推移と、2025年春に突如として浮上した「放送中止騒動」が、今回の冬の放送にどのような影を落としているのかについて解説します。

まずは、栄光と苦戦の歴史を振り返ってみましょう。

FNS歌謡祭の過去の視聴率推移まとめ

FNS歌謡祭の視聴率は、年によって大きく変動しています。まずは過去10年間の推移を表にまとめました。

視聴率備考
201518.2%SMAP×嵐コラボが話題
201617.1%KinKi Kids 20周年SP
201714.5%若年層のテレビ離れが影響
201813.8%Abemaなど動画配信が伸長
201912.6%平井堅×乃木坂コラボがトレンド入り
202011.5%コロナ禍の無観客開催
202112.3%King & Prince × 優里の共演が注目
202211.1%視聴者層の高齢化が指摘
202310.5%K-POP色が強まり賛否あり
20249.8%SNSでは盛り上がるが視聴率は低下

視聴率低下の主な流れ

1991年まで:コンテスト形式(賞レース)として高視聴率を記録。

2000年代:コンサート形式に変更後も、「コラボ」が話題となり人気を維持。

2020年代:テレビ離れの影響もあり、視聴率が徐々に低下。特に2023年以降の落ち込みが目立ちます。

視聴率推移から見える傾向
  • 2015年~2016年をピークに右肩下がり
  • テレビ離れ・音楽番組の多様化・配信サービスの普及が影響
  • SNSの盛り上がりと視聴率が比例しない傾向

視聴率は下がっている一方で、X(旧Twitter)ではトレンド入りすることも多く、
「リアルタイム視聴より、SNSで切り抜きや感想を見るスタイル」が主流になっていることがうかがえます。

FNS歌謡祭2025春が放送中止になった影響は?

2025年は、例年春に放送されていた「FNS歌謡祭 春」が中止となりました。

このニュースは視聴者の間に衝撃を与えましたが、今回の冬の放送にはどのような影響があるのでしょうか。

【春に中止された理由】

スポンサー離れ:70社以上の企業がCM放送を見合わせたと言われています。

制作費不足:広告収入の減少により、豪華な番組を作る資金が足りなくなったと報じられています。

スキャンダルの余波:当時報じられた中居正広さんのトラブルなどが、スポンサーの慎重な姿勢につながったという指摘もあります。

【冬の放送への影響(予想)】

期待できるプラス要素
  • 冬の1回に注目が集中→視聴率が上がる可能性
  • 中止の理由が「調整のため」と公表されているため、冬版の演出やコラボに大きなサプライズを仕込んでいる可能性
  • 出演アーティストの数や豪華さが増えるかも?
懸念されるマイナス要素
  • コロナ禍以降、歌番組自体が視聴されにくくなっている
  • K-POP・アニメ・ジャニーズ・BIGアーティストのバランス次第で賛否が割れやすい
  • 視聴率が上がっても 「SNS中心の盛り上がり」に留まる可能性

「放送中止」という最悪の事態は免れましたが、かつてのような潤沢な予算で作られていた時代とは異なり、制作現場ではシビアなやり繰りが行われている可能性があります。

限られた条件の中で、どのようなエンターテインメントを見せてくれるのかに注目です。

FNS歌謡祭の視聴率、歴代最高と最低を記録したのはいつ?

FNS歌謡祭の歴代最高視聴率は1977年の36.0%歴代最低視聴率は2024年冬の5.2%です。

36%→5%台…半世紀でここまで落ちるなんて!

視聴率が30%を超えていた時代は「国民的音楽番組」と呼ばれ、昭和の歌謡曲ブームとコンテスト形式の盛り上がりが支持の背景にありました。

一方で、近年は視聴環境の変化や出演ラインナップの傾向が影響し、FNS歌謡祭の視聴率は落ち着いた推移となっています。

さらに詳しく見ると、視聴率が最高だった“伝説の神回”と呼ばれる年には特別な盛り上がりがあり、逆に最低を記録した年は「オワコン」と揶揄された理由がはっきりと存在します。

次の見出しで、それぞれの背景をわかりやすく解説します。

FNS歌謡祭の視聴率、歴代最高は30%超え!伝説の神回とは

この回は、現在のようなアーティスト同士がコラボレーションするコンサート形式ではなく、グランプリを競い合う「コンテスト形式」で行われていました。

ピンク・レディーさんが名曲『ウォンテッド』でグランプリを受賞したシーンなどは、なんと46.4%もの瞬間最高視聴率を叩き出しています。

まさに昭和の歌謡曲ブームを象徴する「伝説の神回」と言えるでしょう。

昭和のお化け視聴率!今じゃ夢のまた夢・・・

▼FNS歌謡祭 歴代最高視聴率データ

項目記録備考
平均視聴率36.0%1977年(第6回)放送
瞬間最高46.4%ピンク・レディーさんの受賞シーンなど
放送形式コンテスト形式現在のようなコンサート形式ではない

その後、1991年からは現在のコンサート形式へと変更されましたが、2010年頃までは20%を超える高い視聴率を維持していました。

しかし、テレビ視聴環境の変化とともに、かつての熱狂的な数字を出すことは難しくなっています。

FNS歌謡祭の視聴率が5%台まで低下?「オワコン」と言われる背景

一方で、近年は視聴率の低下が止まらず、特に2024年冬の放送では衝撃的な数字を記録しました。

第2夜の放送開始直後(第1部)における平均視聴率は5.2%まで落ち込み、番組全体を通しても7.7%という過去最低水準となりました。

なぜここまで数字が下がってしまったのでしょうか。単なる「テレビ離れ」だけでは片付けられない、番組制作上の課題が指摘されています。

▼FNS歌謡祭が「オワコン」と言われてしまう4つの理由

  • ターゲット層の乖離(かいり)
    視聴率獲得のために若者に人気のアイドルやK-POPアーティストを多用した結果、かつて番組を支えていた「大人の音楽ファン」である中高年層が離れてしまいました。
  • 「特別感」の喪失
    以前は選ばれた一流歌手しか立てない格式高いステージでしたが、近年はネット発のアーティストなども出演するようになり、FNS歌謡祭ならではの威厳や特別感が薄れています。
  • パフォーマンスの質への疑問
    「コラボ企画」を重視するあまり、練習不足に見える歌唱や口パク疑惑などが散見され、視聴者から「学芸会のようだ」という厳しい意見も上がっています。
  • マンネリ化と「タイパ」重視
    2週連続放送による間延びや、尺を埋めるための過去映像の多用が飽きを招いています。

    また、若年層は長時間の生放送をリアルタイムで見ず、SNSで好きな場面だけを確認する「タイパ(タイムパフォーマンス)」重視のスタイルに移行しています。

かつてのブランド力を取り戻せるのか、FNS歌謡祭は今、大きな岐路に立たされています

FNS歌謡祭の歴代コラボ

FNS歌謡祭の代名詞といえば、やはり「コラボレーション」です。

単に人気アーティストが持ち歌を披露するだけでなく、ここでしか見られない奇跡の共演や、思わず息を呑むような異色の組み合わせが、半世紀以上にわたる番組の歴史を彩ってきました。

視聴率が低迷する中でも、SNSでは毎年「このコラボは熱い!」と盛り上がる瞬間があります。

ここでは、放送史に残る歴代の伝説的なコラボや、2024年・2025年の最新注目パフォーマンスについて振り返ります。

2024年〜2025年の最新注目コラボ

直近のFNS歌謡祭では、K-POPアーティストとの共演や、意外性のあるヒップホップコラボが話題の中心となりました。

特に記憶に新しい2024年夏の放送では、LE SSERAFIMのKIM CHAEWONさんアイナ・ジ・エンドさんによる宇多田ヒカルさんの名曲『First Love』のカバーが大きな反響を呼びました。

透明感のある歌声とハスキーな歌声という、全く異なる個性が見事に融合し、「鳥肌が立った」という声が続出しました。

また、KREVAさんNumber_i「イッサイガッサイ」でコラボし、世代を超えたヒップホップ共演が大きな注目を集めました。

Number_iメンバーがKREVAさんをリスペクトしていることから実現した“特別企画”で、この日だけのアレンジも披露。

歌詞の掛け合いや演出から互いへの敬意が感じられ、SNSでも反響が広がりました。

さらに、2024年FNS歌謡祭 第2夜では、B’zの松本孝弘さんGLAYのTERUさんが吉田拓郎さんの落陽」をカバーするという、日本のロック界の重鎮同士による渋すぎる共演も、音楽好きを唸らせる名シーンとなりました。

▼特に反響が大きかったコラボ

アーティスト曲目反響ポイント
2024夏KIM CHAEWONさん × アイナ・ジ・エンドさんFirst Love異なる歌声の融合が美しいと称賛
2024夏KREVAさん × Number_iイッサイガッサイヒップホップの世代クロスオーバー
2024冬香取慎吾さん9年ぶり出演で瞬間最高視聴率
2024冬松本孝弘さん(B’z)× TERUさん(GLAY)落陽日本ロック界の重鎮が夢の共演

2025年のFNS歌謡祭 夏では、SNSで大きな話題となった2つの大型コラボが実現しました。

まず、こっちのけんとさん × 中島健人さんによる「はいよろこんで」は、“どっちもけんと”の名前つながりが放送前から注目を集め、ギリギリダンスを完全シンクロさせた息の合ったパフォーマンスが高評価を獲得しました。

TikTokやXではトレンド入りし、繰り返し視聴される名シーンとして盛り上がりました。

続いて、倖田來未さん × 氷川きよしさんによる中森明菜「TATTOO」のカバーは、同期25周年ならではの厚いリスペクトと圧倒的な歌唱力が融合したステージとなり、メディアでも「美しすぎる共演」と取り上げられました。

Instagramではリハーサル2ショットがバズり、放送後も振り返り企画で紹介されるほど反響が続きました。

どちらのコラボも視聴者の満足度が高く、番組後半の視聴率ピークを支える目玉パフォーマンスとなりました。

▼近年の特徴

  • レジェンド × 新世代の組み合わせが増加
  • SNSを意識した選曲・演出が多い
  • 海外アーティストの参加で視聴層拡大

語り継がれる伝説のコラボ・神パフォーマンス

長い歴史の中には、単なる音楽の枠を超え、視聴者に衝撃や感動を与えた「伝説のコラボ」が存在します。

ここでは、特に語り草となっている2つの共演と神パフォーマンスを紹介します。

1. 【感動の再会】小室哲哉さん × 華原朋美さん(2013年)

かつての恋人同士であり、師弟関係でもあった2人が、長い沈黙を破って共演したシーンは、もはやドキュメンタリーでした。

小室さんのピアノ伴奏で華原さんが『I’m proud』を涙ながらに歌い上げ、最後に交わした握手は、多くの視聴者の涙を誘いました。

これはドキュメンタリー級の名シーンでした

2. 【衝撃の表現力】平井堅さん × 平手友梨奈さん(2017年)

平井堅さんが歌う『ノンフィクション』のバックで、制服姿の平手友梨奈さん(当時欅坂46)がコンテンポラリーダンスを披露しました。

歌詞の世界観が憑依したかのような鬼気迫る表情と激しい動きは、「放送事故レベルの衝撃」「神パフォーマンス」と賛否両論を巻き起こし、強烈なインパクトを残しました。

そしてもう一つ、FNS歌謡祭の歴史に語り継がれている“伝説の神パフォーマンス”があります。

【プロ魂が光った瞬間】嵐『迷宮ラブソング』(2011年)

生放送中に音響トラブルが発生したにもかかわらず、嵐は動じることなくパフォーマンスを続行。

特に、二宮和也さんと大野智さんがマイクを素早く共有しながら歌い切った場面は、
「神対応」「プロの鑑」と称賛され、視聴者の記憶に深く刻まれました。

ジャニーズ・アイドル・声優…ジャンルを超えた「異種格闘技」

FNS歌謡祭のコラボは、普段は交わらないジャンル同士がぶつかり合う「異種格闘技戦」の面白さもあります。

例えば、毎年恒例となっているのがSMILE-UP.(旧ジャニーズ)所属グループによるメドレーです。

2020年には相葉雅紀さんを中心に、KAT-TUN、King & Prince、SixTONESなどがNEWSの『weeeek』を歌い継ぎ、グループの垣根を超えた絆を見せつけました。

また、アニメ・声優界からの進出も目立ちます。

水樹奈々さんと倖田來未さんによるコラボや、映画『鬼滅の刃』の主題歌『炎』をLiSAさんとピアニストの清塚信也さんが熱演したステージなど、その年のトレンドを反映した組み合わせもFNSの魅力の一つです。

時には「不協和音」と批判されることもありますが、リスクを恐れずに意外な組み合わせに挑戦し続ける姿勢こそが、FNS歌謡祭が長年愛されてきた理由なのかもしれません。

FNS歌謡祭がつまらない・面白くないと言われる理由

かつては「冬の風物詩」として愛されたFNS歌謡祭ですが、近年はSNSなどで「つまらない」「面白くなくなった」という厳しい声が目立つようになりました。

なぜ、あれほど熱狂的だった視聴者が離れてしまったのでしょうか。

主な理由は「特別感の喪失」「パフォーマンスの質への疑問」「構成への不満」の3点に集約されます。

ここでは、具体的な視聴者の不満を5つのポイントで解説します。

「またSMILE-UP.(STARTO社)ばかり」?アイドル枠への不満

多くの視聴者が「つまらない」と感じる最大の要因の一つが、出演者の偏りです。

特に指摘されるのが、SMILE-UP.(旧ジャニーズ)所属グループやK-POPアイドル、ダンスボーカルグループの出演枠が非常に多いことです。

もちろん、彼らには多くのファンがいますが、かつてのFNS歌謡祭を知る層からは「まるで学芸会のようだ」「本物の歌手が減った」という厳しい意見が上がっています。

視聴率(特に若年層)を確保するための戦略とはいえ、「大人の音楽祭」を楽しみにしていた層にとっては、見る理由を見出しにくくなっています。

分かる!でも推しが出るなら見ちゃうよね♡

「コラボが不協和音」?無理やりな共演が批判されることも

番組の売りである「コラボレーション」が、逆に「面白くない」原因になっているケースもあります。

本来、コラボは「ここでしか見られない化学反応」を楽しむものですが、近年は「誰得なのか分からない組み合わせ」や「明らかに練習不足なパフォーマンス」が散見されます。

例えば、実力派歌手と人気アイドルの共演で歌唱力の差が浮き彫りになったり、楽曲の世界観と合わないアレンジがなされたりすることで、「聞いていて辛い」「放送事故レベル」と炎上することもあります。

ミュージカル・ディズニー特集が「長すぎる」という声

番組構成のマンネリ化も、視聴者の飽きを招いています。

特に毎年のように組まれる「ディズニーソング特集」や「ミュージカル特集」に対し、「尺が長すぎる」「また同じような企画か」という不満の声が少なくありません。

もちろん一定のファン層はいますが、音楽番組としての新鮮味が薄れ、「手抜き企画に見える」と感じる視聴者もいるようです。

音響トラブルや口パク疑惑(生放送特有の事故)

音楽番組としての「質」に対する信頼が揺らいでいることも大きな要因です。

生放送ならではの緊張感が魅力である一方、「明らかに口パクと分かるパフォーマンス」と「不安定な生歌」が混在しており、番組全体としてのクオリティにバラつきがあります。

また、マイクの音声が入らないなどの音響トラブルも度々発生しており、「プロの仕事ではない」と興醒めしてしまう視聴者もいます。

「特別感がない」?毎週の歌番組と変わらないという指摘

結局のところ、「FNS歌謡祭でなければならない理由」が薄れているのが現状です。

かつては、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」に全アーティストが集結し、円卓を囲んで他の歌手の演奏を聴くという、独特の「緊張感」と「忘年会的な華やかさ」が番組の最大の魅力でした。

しかし、現在はスタジオ収録や別会場からのリレー中継が増え、「普通の音楽番組と変わらない」と感じる人が増えています。

この「特別感の喪失」こそが、オールドファンが離れていった根本的な原因と言えるでしょう。

FNS歌謡祭が面白いと言われる理由

一方で、「面白い」「毎年これが楽しみ」というポジティブな意見も根強く存在します。

特に、SNS世代を中心とした新しい楽しみ方や、特定のパフォーマンスに対する熱い支持が見受けられます。

批判の声がある一方で、なぜ多くの視聴者がFNS歌謡祭を見続けているのか。

その理由は、「意外性のあるコラボ」「高品質なミュージカル特集」「SNSでの一体感」という3つの魅力にあります。

意外性のあるコラボレーションへの興奮

「ここでしか見られない」組み合わせには、やはり大きな魅力があります。

普段は交わらないジャンルのアーティスト同士、例えば「アイドル×ロックバンド」や「演歌歌手×ポップスシンガー」といった共演は、FNS歌謡祭ならではの楽しみです。

「声の相性が意外と良かった」「食わず嫌いだったけど新しい発見があった」という声も多く、この意外性が番組の面白さを支えています。

また、世代を超えた共演も好評です。

親世代が好きなベテラン歌手の曲を、子世代に人気の若手アーティストが一緒に歌うことで、「親子で会話が弾んだ」という感想も聞かれます。

音楽を通じて世代をつなぐ役割を果たしていると言えるでしょう。

ミュージカル特集のクオリティ

近年、番組の評価を大きく押し上げているのが「ミュージカル特集」です。

劇団四季や宝塚歌劇団、東宝ミュージカルのキャストが、劇中の衣装そのままで名シーンを再現するこのコーナーは、「テレビでこのクオリティが見られるのは贅沢」「チケットが取れない舞台の雰囲気を味わえる」と絶賛されています。

「長すぎる」という批判がある一方で、「これだけは見逃せない」という熱烈なファンも多く、本格的なショーを家庭に届ける貴重なコンテンツとして高い満足度を誇っています。

推し活・SNSでの盛り上がり

SNS世代にとって、FNS歌謡祭は「参加型エンターテインメント」として楽しまれています。

放送中にX(旧Twitter)で「#FNS歌謡祭」のタグをつけて感想を投稿し合う文化が定着しており、「推しの出番を待機するワクワク感」や「トレンド入りを目指して応援する一体感」自体が楽しみの一つになっています。

また、他局の番組よりもフルサイズに近い尺で楽曲が披露されることや、「飛天」の間接照明などが「推しを美しく見せてくれる」として、アイドルファンからの信頼も厚いです。

派生番組『FNS鬼レンチャン歌謡祭』の成功

本家のパロディとして始まった『FNS鬼レンチャン歌謡祭』も、予想外の面白さで人気を博しています。

「歌が上手い芸人」や「クセのある歌手」が真剣にふざけるスタイルが大好評で、「本家より面白い」「腹を抱えて笑った」という声も少なくありません。

格式高い本家FNS歌謡祭とは対照的に、笑いと音楽を融合させた新しいバラエティとして、独自のファン層をしっかりと獲得しています。

このように、かつての「厳かな音楽祭」としての評価基準とは異なりますが、「推しを見る喜び」「SNSでの実況」「バラエティ的な面白さ」という新しい価値観で、FNS歌謡祭は今も多くの人々に楽しまれています。

まとめ

今回は、半世紀以上の歴史を誇るFNS歌謡祭について、視聴率の推移や「春の放送中止騒動」の影響、そして番組が抱える課題と魅力について詳しく解説しました。

かつて30%を超えるお化け番組だったFNS歌謡祭も、時代の変化とともに視聴率の低下という厳しい現実に直面しています。

特に近年は「特別感の喪失」や「マンネリ化」が指摘され、従来ファンからの批判も少なくありません。

2025年春には放送中止という異例の事態も経験し、番組は今、大きな岐路に立たされています。

しかし、それでもFNS歌謡祭には、音楽の力で人々を繋ぐ魅力が残されています。

「FNS歌謡祭 2025」冬の放送でも、相葉雅紀さんと井上清華アナウンサーの司会のもと、Mrs. GREEN APPLEやSnow Man、SixTONESなど、時代を彩るアーティストたちが集結します。

賛否両論あるコラボレーションや演出も、裏を返せば「誰もが注目している証拠」です。

かつてのように家族全員でテレビを囲む時代ではありませんが、SNSでのリアルタイムな盛り上がりや、推しアーティストへの熱い応援という新しい形で、この番組は愛され続けています。

果たして今年の視聴率はどうなるのか、そしてどんなドラマが生まれるのか。

12月3日と10日の放送を楽しみに待ちましょう。

そして、放送後には本記事で速報値をお伝えしますので、ぜひまたチェックしてください。

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