年末恒例の漫才特番として放送される「THE MANZAI 2025」は、放送前から出演者情報や内容だけでなく、どのくらいの視聴率を記録するのかにも大きな関心が集まっています。
THE MANZAIの視聴率はコンテスト時代から現在のマスターズ形式まで、概ね2桁前後で推移してきたと言われており、特に2012年にはシリーズでもトップクラスの数字を記録しました。
一方で、近年は「THE MANZAIがつまらない」と感じる声や、「M-1グランプリとの比較でハードルが上がり過ぎている」という指摘も増えており、視聴率と番組評価の関係にも注目が集まっています。
この記事では、THE MANZAI 2025の視聴率や過去作の視聴率の推移、最高・最低視聴率のデータを整理しつつ、「つまらない」と言われる理由と「面白い」と支持されるポイントをそれぞれ丁寧に解説します。
さらに、THE MANZAI 2025を見逃した場合に役立つ見逃し配信情報やリアルタイム視聴の方法もまとめ、THE MANZAI 2025を多角的に楽しめるガイドとしてお届けします。
THE MANZAI 2025の視聴率は?
THE MANZAI 2025は放送前なので、まだ視聴率が分かりません。
発表され次第、こちらに追記します。
年に一度の“漫才最高峰の祭典”――。
— フジテレビ (@fujitv) November 28, 2025
\🎙️2025年の出場者がついに解禁🚨/
◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アサヒビール スマドリ
THE MANZAI 2025 マスターズ
12月7日(日) よる7時
_________________◢
ビートたけし… pic.twitter.com/TjaO86sv0h
『THE MANZAI 2025』は、2025年12月7日(日)に放送予定です。
今年はレジェンド漫才師である「ザ・ぼんち」が44年ぶりに出演するなど、放送前からSNSを中心に大きな話題となっています。
「THE MANZAI」といえば、実力派漫才師たちが集結する年に一度の祭典です。
例年、視聴率は10%前後で推移しており、今年もその動向に注目が集まっています。
特に2025年は「当たり年」と評されるほどの盛り上がりを見せており、視聴率の結果にも期待が高まっています。
この記事では、気になる最新の視聴率情報に加え、過去のデータと比較しながら「THE MANZAI」の人気推移を深掘りしていきます。
THE MANZAIの過去の視聴率推移
「THE MANZAI」の視聴率は、コンテスト形式だった時代から現在の「マスターズ」形式に至るまで、概ね10%〜15%前後の高い水準で推移しています。
2011年から2014年まで放送されたコンテスト時代(日清食品 THE MANZAI)は、若手からベテランまでが優勝を争う熱気が視聴者を引きつけました。
関東地区の平均世帯視聴率の推移は以下の通りです。
▼コンテスト時代(2011〜2014)
| 年度 | 優勝者 | 視聴率の目安 |
|---|---|---|
| 2011 | パンクブーブーさん | 約15%台 |
| 2012 | ハマカーンさん | 約17%台(歴代最高水準) |
| 2013 | ウーマンラッシュアワーさん | 約12%台 |
| 2014 | 博多華丸・大吉さん | 約11%台 |
特に2012年は17%を超える高視聴率を記録し、年末の風物詩として定着しました。
その後、2015年からは「THE MANZAI マスターズ」としてリニューアル。
コンテスト形式ではなく、その年に活躍した漫才師が珠玉のネタを披露する“祭典”へと変わりましたが、安定した人気を誇っています。
▼マスターズ期(2015年以降)
| 年度 | 視聴率の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 2015 | 約13%台 | マスターズ初年度 |
| 2016 | 約10%台前半 | 安定期 |
| 2017 | 約12%台後半 | 上昇傾向 |
| 2019 | 13.9% | アンタッチャブルさん復活回で話題 |
| 2021 | 10.2% | 現代版シリーズ最低値 |
近年はリアルタイムでの視聴に加え、見逃し配信での再生数も評価の指標となっています。
2024年の放送では見逃し配信が約150万再生を記録するなど、視聴スタイルが変化しても変わらぬ支持を集めていることがわかります。
最高視聴率を記録したのはいつ?
「THE MANZAI」の歴史の中で、最高視聴率を記録したのは1980年12月30日に放送された第5回放送です。
この回は、なんと関東地区で32.6%、関西地区では45.6%という驚異的な数字を叩き出しました。
この記録的な視聴率の背景には、いくつかの大きな要因があります。
- 漫才ブームの頂点で国民的番組となっていた
- 銀座博品館劇場からの生中継が臨場感を生み出した
- B&Bさん、ツービートさん、紳助・竜介さん、やすし・きよしさんなどスター漫才師たちが一堂に会し、銀座博品館劇場からの生中継という臨場感が、お茶の間の熱狂を生んだ
瞬間最高視聴率は38.2%にも達し、まさに伝説の放送回と言えます。
一方、2011年に復活した現代版「THE MANZAI」での最高視聴率は、2012年12月16日放送の第2回で記録した17.3%です。
この回はハマカーンさんが優勝し、感動の涙を流したシーンが印象的でした。
前年の成功を受けて視聴者の期待が高まっていたことや、コンテスト形式ならではの予測不能なドラマが多くの人を惹きつけたと分析されています。
最低視聴率を記録したのはいつ?
現代版「THE MANZAI」において、歴代最低視聴率となったのは2021年12月5日放送の「THE MANZAI 2021 マスターズ」で、世帯平均視聴率は10.2%でした。
もちろん、10.2%という数字はバラエティ特番として決して低いものではありません。
しかし、過去の実績と比較すると「最低」という記録になってしまいます。
この年の数字が伸び悩んだ理由としては、いくつかの要因が考えられます。
- コロナ禍の影響で無観客開催となり、番組の熱量が伝わりにくかった
- 新規視聴層の獲得につながる若手出演が少なく、ラインナップに新鮮味が不足した
- 同時間帯に強力な競合番組があり、視聴が分散した
一方で、配信視聴に移行した視聴者が多かったため、リアルタイムの数値だけで人気を測るのは難しいという指摘もあります。
見逃し配信の再生数は2010年代末以降一貫して増えており、THE MANZAIは放送後にも視聴される番組として存在感を保っています。
THE MANZAIがつまらないと言われる理由5つ
ネット上やSNSで「THE MANZAI」の感想を検索すると、「面白い」という声と同じくらい「つまらない」という意見も見かけます。
なぜ、これほど豪華なメンバーが揃っているにもかかわらず、一部の視聴者からはネガティブな評価を受けてしまうのでしょうか。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
賞レース形式の廃止で緊張感が薄れたため
かつて2011年から2014年まで放送されていた「THE MANZAI」は、優勝を争うコンテスト形式でした。
しかし、現在は「THE MANZAI マスターズ」として、年に一度の漫才の祭典という形式に変更されています。
この変化が、「つまらない」と感じさせる大きな要因の一つとなっています。
最も大きな理由は、「真剣勝負」の空気が失われたことです。
優勝者が決まらないため、「絶対に笑わせてやる」という芸人さんたちの鬼気迫るような気迫や、独特のヒリヒリした緊張感が薄れてしまったと感じる視聴者が少なくありません。
「M-1グランプリ」が人生を賭けた戦いとして熱狂を生む一方で、現在の「THE MANZAI」はあくまで「お披露目の場」であり、単なるネタ見せ番組になってしまったという物足りなさがあるようです。
出演者の固定化(マンネリ化)
毎年放送を楽しみにしている視聴者にとって、出演者の顔ぶれが変わらず映えないことも、「つまらない」と感じる理由の一つです。
「THE MANZAI マスターズ」というタイトルの通り、出演者は実力のあるベテランや中堅さんが中心になっている。
また、一部の出演者にに対して「最近テレビで漫才をしているイメージがないのに、なぜマスターなのか?」といった疑問の声や、「毎年同じようなネタを見ている気がする」という既視感からくる飽きを指摘する声もあるようです。
ネタの方向性が視聴者の好みに合わない場合があるため
漫才の内容によって視聴者の評価が分かれ、「つまらない」「笑えない」と感じられる場合があります。
政治や社会問題をテーマにしたシニカルなスタイルは、刺さる視聴者には高評価ですが、「お笑いに思想を持ち込みすぎ」と批判されることもあります。
例として早口政治風刺が特徴のウーマンラッシュアワーさんのパフォーマンスに対し、「メッセージ性は理解できるが、笑えるかどうかは別」という意見が毎年上がる傾向にあります。
漫才の幅広い表現が魅力でもあり、賛否が分かれやすい要因にもなっています。
ビートたけしさんのコメントが好みを分けるため
ビートたけしさんのコメントが視聴者の賛否を招き、THE MANZAIを「つまらない」と感じさせる一因になることがあります。
辛辣な評論が番組のエッセンスだという肯定的意見も多く、伝説的存在として支持される一方で、最近の放送では「批評が厳しすぎる」「ただの悪口に聞こえる」と受け止められる場面が指摘されています。
M-1グランプリと比較されやすくハードルが上がってしまうため
年末の放送時期が近いM-1グランプリと比較されることで、THE MANZAIへのハードルが高くなり、「つまらない」と判断されやすくなっています。
M-1グランプリは優勝を目指す若手が人生をかけて挑む姿勢が特徴で、熱量の高さや感情のドラマが毎年話題になります。
一方、THE MANZAIは完成度の高い漫才が披露される場であり、芸人の技術を堪能できる点が強みです。
ただし、緊張感やドラマ性を求める視聴者にとっては、迫力の差を感じやすいと言われています。
THE MANZAIは面白い!と評価される理由4つ
THE MANZAIは「つまらない」という声もある一方で、多くの視聴者から「安心して見られてとても面白い」と高く評価されています。
THE MANZAIが面白いと言われる主な理由は、実力派だけが集結する盤石のクオリティ、自由度の高い漫才が生むライブ感、ビートたけしさんやナインティナインさんとの特別なトーク、年末の風物詩としての特別感といったポイントにあります。
以下で、THE MANZAIがなぜ面白いのかを具体的な理由ごとに掘り下げていきます。
ベテラン勢の“ハズレなし”の安心感
THE MANZAIは、M-1グランプリのように未知数の若手を発掘する大会ではなく、実績のある漫才師が中心の「マスター」が集まる場として位置づけられています。
中川家さん、サンドウィッチマンさん、博多華丸・大吉さんなど、普段からネタの完成度に定評があるコンビが次々と登場するため、「ハズレが少なく安定して面白い」という声が多いです。
視聴者は、THE MANZAIを視聴することで「絶対に笑えるコンビが勢揃いする特番」という安心感を得やすくなります。
賞レースのようなピリピリした空気よりも、職人芸をじっくり堪能したいという層にとって、THE MANZAIは非常に面白い時間になりやすいと言えます。
自由度の高い漫才とライブ感
THE MANZAIでは厳密な点数付けや審査が行われないため、芸人さんが「勝ち負け」から解放された状態で漫才に集中できる点が魅力です。
時間制限も賞レースほどタイトではないため、ストーリー性のある長めのネタや、じっくり聞かせるしゃべくり漫才が披露される傾向があります。
中川家さんの電車・空港ネタのように、話が脱線しながらも観客の反応を見てアドリブを差し込んでいくスタイルや、ナイツさんが時事ネタを即興でいじるやり取りなどは、収録でありながら劇場のようなライブ感を生み出しています。
視聴者は、その場で生まれた掛け合いを楽しめるため、「台本通りに進むだけの番組では味わえない面白い空気がある」と感じやすくなります。
ビートたけし・ナインティナインとの特別なトーク
THE MANZAIの大きな特徴として、ネタ後のトークパートを楽しみにしているファンが多い点が挙げられます。
ビートたけしさんとナインティナインさんの前で漫才を披露し、その直後にコメントをもらう構図は、芸人にとっても視聴者にとっても特別な瞬間になっています。
ビートたけしさんのコメントは辛口に聞こえる場面もありますが、芸人としての経験に裏打ちされた視点が含まれており、「本気で漫才を見ているからこそ出てくる言葉が面白い」という受け止め方をする視聴者も少なくありません。
さらに、たけし賞として気に入ったコンビを称える流れは、単なるネタ披露だけで終わらないドラマ性を持ち、番組全体を通じた見どころの一つになっています。
年に一度の“お笑いの祭典”という特別感
THE MANZAIは、年末シーズンに放送される一大イベントとして定着しており、「年の瀬に家族で笑うための番組」として楽しまれています。
爆笑問題さんがその年のニュースを総ざらいする漫才を披露したり、時代を彩ったレジェンドコンビが登場したりと、その年ならではのラインナップが組まれる点も大きな魅力です。
2025年放送回では、ザ・ぼんちさんが約40年以上ぶりにTHE MANZAIの舞台に戻る形になり、往年のファンから大きな注目を集めています。
普段なかなか姿を見られないコンビや、懐かしいコンビの復活が話題になるため、「THE MANZAIを見ないと年末を迎えた気分にならない」という声が上がるほど、特別な存在になっています。
このように、THE MANZAIは「スリル重視の賞レース」とは異なる方向性で、安心感のある笑いと特別な時間を届ける番組として支持を集めています。
視聴者が「面白い」と感じるポイントは、実力派による高水準の漫才と、祭典ならではのゆとりある空気感にあると言えます。
THE MANZAI2025は見逃し配信はある?
「THE MANZAI」は見逃し配信があります。
放送を見逃した場合でも、TVerやFODで視聴できるため、リアルタイムで見られなくても安心です。
さらに、過去回をじっくり振り返りたい場合はFODが便利な視聴環境を提供しています。
リアルタイム視聴と配信視聴の両方に対応しているため、予定が合わなくてもTHE MANZAIを楽しむ手段が確保されています。
THE MANZAI2025の見逃し配信はTVerとFODで視聴可能
THE MANZAIの見逃しはTVerとFODの2つがメイン視聴先です。
特に放送後すぐ無料で楽しみたい場合はTVerが最も手軽です。
| 配信サービス | 視聴可能範囲 | 利用料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TVer | 放送後1週間程度 | 無料 | 登録不要で今すぐ見られる |
| FOD | 最新回のほか過去回が見られる場合あり | 有料(一部無料あり) | THE MANZAIを長期で楽しみたい人向け |
TVerはスマートフォン・タブレット・PCに対応し、会員登録なしで視聴できるため、すぐに見逃しを確認したい人に最適です。
過去回の視聴も検討している人や、好きな芸人さんの漫才を繰り返し楽しみたい人にはFODが向いています。
THE MANZAIのアーカイブが配信される年も多く、長い期間楽しめる点が支持されています。
THE MANZAI2025のリアルタイム配信もTVerで視聴できる
「見逃し」だけでなく、リアルタイム配信もTVerで視聴できます。
テレビが手元になくても、配信を利用すれば自宅の外でも番組を追いかけられます。
スマートフォン、タブレット、PCのTVerアプリまたは公式サイトからアクセスし、リアルタイム配信ページを開くだけで視聴可能です。
生放送とほぼ同時に視聴できますが、地上波より数十秒から数分の遅れが発生する場合があり、SNS投稿と同時チェックする際はタイムラグに注意が必要です。
THE MANZAI2025のスケジュールと視聴方法まとめ
見逃しコンテンツを楽しみやすいとはいえ、本放送を楽しみにしている視聴者も多くいます。
改めて視聴方法を整理すると下記の通りです。
■ 放送日
2025年12月7日(日)
■ 放送時間
午後7:00 〜 午後9:50
■ リアルタイム視聴手段
・地上波テレビ(フジテレビ系列)
・TVerリアルタイム配信
テレビがある環境では地上波視聴が安定していますが、外出先でも楽しみたい場合はTVerのリアルタイム視聴が活躍します。
家族でテレビを見ながら楽しむ人も、イヤホンでひっそり楽しむ人も、それぞれのスタイルでTHE MANZAIを視聴できる点は魅力です。
まとめ
この記事では、「THE MANZAI 2025」の視聴率に関する情報から、番組が「つまらない」と評される理由、そして「面白い」と支持される背景までを多角的に解説しました。
「THE MANZAI」は、M-1グランプリのような賞レースとは異なり、ベテラン勢による安定した笑いを提供する「年に一度の祭典」として独自の地位を築いています。
視聴率の数字だけでは測れない、リラックスした雰囲気や芸人さんたちの自由なパフォーマンスが、長年にわたって愛される理由と言えるでしょう。
一方で、マンネリ感や緊張感の欠如といった厳しい意見があるのも事実です。
賛否両論が生まれること自体が、番組が多くの人から注目されている証拠でもあります。
また、TVerやFODで見逃し配信やリアルタイム配信が行われるため、視聴機会を逃さず安心して楽しめます。


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