話題のTBS金曜ドラマ「フェイクマミー」は、原作を持たない完全オリジナル作品として注目を集めています。
脚本は園村三(そのむら・さん)さんが手掛け、母親業のアウトソーシングという斬新な設定を通して家族や親子の絆、現代社会の問題を丁寧に描く点が魅力です。
主演には波瑠さんや川栄李奈さん、主要キャストには向井康二さんを迎え、多彩なキャラクターの人間模様を生き生きと表現します。
本記事では、ドラマ「フェイクマミー」の原作の有無や脚本家・園村三さんのプロフィール、主演を務める向井康二さんの役どころとキャスト情報、さらに物語のあらすじや見どころについて詳しく紹介します。
フェイクマミーに原作はない
ドラマ「フェイクマミー」には原作が存在せず、完全オリジナル脚本として制作されています。
小説や漫画を基にした映像化作品が多い中で、今回の「フェイクマミー」は脚本家・園村三さんの独自の発想によって生まれた物語です。
オリジナルならではの展開が視聴者の関心を集めています。
以下では、なぜ原作がないのか、脚本家の園村三さんの自作、そして代表作について詳しく解説していきます。
フェイクマミーは「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」受賞作
TBSのシナリオコンテスト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」で初代グランプリに輝いたのが、園村三さんによる『フェイクマミー』です。
本作は同企画から誕生した記念すべき第1作であり、園村三さんにとってもプロの脚本家としてのデビュー作となります。
小説や漫画などの原作を持たない完全オリジナル脚本であるため、視聴者は誰も予想できない物語の行方を毎話ごとに体感できるのが特徴です。
社会性を含んだテーマ性と新鮮な構成力が審査員から高く評価され、TBSのプロデュース力と相まってドラマ化が実現しました。
原作に縛られない自由度の高さから、キャラクターの心理や人間模様をゼロから味わえる点も魅力です。
母親業のアウトソーシングという斬新な設定を通して家族や親子の絆、現代社会の問題を描いているという点からも、放送後にはSNSなどで考察や議論が盛り上がると予想されます。
脚本家・園村三とは
園村三さんは1979年生まれ、東京都出身の脚本家です。

新聞社で記者として活動した経験を経て、2012年から放送作家としてのキャリアを歩み始めました。
現実社会を丹念に取材してきた経験が強みで、家族や社会問題といった身近でありながら普遍的なテーマを物語に組み込む手腕に定評があります。
2024年にはTBSが主催する脚本コンテスト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」で第1回大賞を受賞し、その受賞作が今回ドラマ化された「フェイクマミー」です。
社会派視点と人間描写の緻密さを兼ね備えた新進気鋭の脚本家といえます。
脚本家・園村三のこれまでの代表作
園村三さんの代表作は、まさに今回の「フェイクマミー」です。
TBSの脚本コンテストで高く評価され、連続ドラマとして制作されることになりました。
フェイクマミーは園村三さんにとって脚本家としてのデビュー作であり、初めての連続ドラマという大きな挑戦でもあります。
社会的テーマを鋭く切り取りつつ、キャラクターが悩み、選択し、成長していく姿を丁寧に描くことが特徴です。
「フェイクマミー」が唯一の代表作であることからも、脚本家としての新たなスタート地点となることでしょう。
フェイクマミー 主要キャストは向井康二
ドラマ「フェイクマミー」の主要キャストには向井康二さんが名を連ねています。
向井康二さんはSnow Manとして活躍する一方、演技の場でも存在感を高めており、本作でTBSドラマに初出演します。
物語では、川栄李奈さんが演じる日高茉海恵の会社で副社長を務める黒木竜馬を担当。
クールさとユーモラスさを併せ持つ役柄で、波瑠さんと川栄李奈さんが結ぶ“フェイクマミー契約”にどう関わっていくのかが見どころです。
ほかにも実力派キャストが集結しており、続く見出しで詳しく紹介します。
ダブル主演・波瑠と川栄李奈が演じる役どころ
「フェイクマミー」は、波瑠さんと川栄李奈さんのダブル主演が最大の注目点です。
正反対の人生を歩んできた2人の女性が「フェイクマミー契約」を結ぶことで、物語は予想外の方向に展開していきます。
共演キャスト一覧
「フェイクマミー」の共演キャストも豪華で、物語を彩る存在となっています。
フェイクマミーのあらすじ

ドラマ「フェイクマミー」のあらすじは、正反対の人生を歩んできた2人の女性が「母親のなりすまし」という契約を結ぶことから始まります。
花村薫さん(波瑠)は東京大学卒業後、大手企業で順風満帆のキャリアを築いていましたが、突発的な退職を経て現在は転職活動に苦戦中です。
一方、日高茉海恵さん(川栄李奈)は高校中退の元ヤンで、ベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長を務めるシングルマザー。
娘・いろはの名門小学校入学を叶えるため、薫さんに面接の代理を依頼します。入学試験という高いハードルに向き合い、2人は葛藤の末に“フェイクマミー契約”を結ぶ決断をします。
ドラマ「フェイクマミー」は、母親業のアウトソーシングというユニークなテーマを通じ、家族の絆や愛情の意味を問いかける現代的なホームドラマとして展開されます。
フェイクマミーの見どころ
「フェイクマミー」の見どころは、母親役のなりすましという禁断の契約を軸に、正反対の人生を歩む波瑠さんと川栄李奈さんの化学反応を描く点です。
物語は予測不能な展開で進み、視聴者は二人の女性が直面する現代的な家族観や小学校受験の現実に共感しながら楽しむことができます。
また、家族や友情、親子の愛など多様なテーマを取り入れたストーリー構成も大きな魅力です。
フェイクマミーの設定を通じて、視聴者に新鮮な驚きと感動を届ける点が最大の見どころです。
向井康二を中心とした演技力に注目
「フェイクマミー」のもう一つの見どころは、向井康二さんをはじめとしたキャストの演技力です。
向井康二さんは副社長・黒木竜馬役として登場し、クールさとかわいらしさを併せ持つ複雑なキャラクターを演じています。
物語が進むにつれて、竜馬の多面的な魅力や心理的変化が丁寧に描かれるため、視聴者は彼の存在感に引き込まれます。
波瑠さんや川栄李奈さんとの掛け合いも見応えがあり、フェイクマミーの世界観をさらに豊かにする演技力が楽しめる点が注目ポイントです。
オリジナル脚本が描く家族ドラマの深さ
「フェイクマミー」の見どころは、他にもあります。
園村三さんによるオリジナル脚本ならではの家族ドラマの深さです。
原作がないため、視聴者は登場人物の心情や人間関係を予測できず、毎話展開が楽しみになります。
母親役のなりすまし契約を軸に、母性や親子愛の意味、シングルマザーの働き方、小学校受験の焦り、多様な家族の形などが丁寧に描かれています。
嘘から始まる契約が次第に本当の絆に変化していく過程で、登場人物たちは「家族とは何か」という根本的な問いに直面します。
原作がないことで実現できる自由度の高さと緻密な心理描写が、物語に深みを与え、視聴者に考えさせる社会派ドラマとしても楽しめる作品です。
まとめ
「フェイクマミー」は既存の小説や漫画を原作とせず、脚本家・園村三さんが一から作り上げたオリジナルドラマとして高い注目を集めています。
Snow Manの向井康二さんをはじめ、波瑠さん、川栄李奈さんによる豪華キャスト陣が織りなす人間ドラマは、正反対の境遇にある女性2人の絆と成長を大切に「家族とは何か」という庶民的なテーマを問いかけます。
「フェイクマミー」はオリジナル脚本だからこそ実現できる予測不可能な展開と、深い心理描写による家族愛の探求が最大の魅力です。
2025年10月からの放送開始に向けて、社会現象となる可能性を秘めた話題作として期待が高まっています。
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